神石高原町の方言(その6)

 連日の30℃超えで暑い。夕暮れに野菜の水を施すときも、汗タラタラ。猪に襲撃された薩摩芋畑に再度、植付けたイモヅルに新しい芽が生え、根付いたようだ。余りにも遅すぎる植付け、どうなることやら。植付けが遅すぎるので、ジックリ育てる訳にはいかない。成育期間は、長く見積もっても2カ月間。肥料的なものとして、例の糞化落ち葉と鶏糞を畝に施した。頑張れー。今度は、猪には襲撃されないようにするから…。
 さて、神石高原町の方言(その6)です。
  あべんこ=水泳、水遊び。「ものすげぇー、あちーけぇ、川へあべんこに行っんじゃ。」(ものすごく、暑いので、川 へ水遊びに行きました。)
  いちいき=いつも。「あの人は酔ったら、いちいき、おんなじことを言ってじゃ。」(あの人は酔ったらいつも同じこと を言う。)
  いなげな=良くない。「そんな、いなげな顔をしんさんな。」(そんな、よくない顔をしないで下さい)。
  うずないい=窮屈な。「ナイフとホークで食べたら、うずないいてやれんようー。箸の方がええ。」(ナイフとホーク  で食べたら、窮屈でたまらない。箸の方が良い。)
  こさげる=きれいに片付ける。「鍋の底をこさげる。」(鍋の底をきれいに片付ける。)
  じなくそ=でたらめ。「そんな、じなくそをいいなさんな。誰も相手せんようになるでー。」(そんな、でたらめを言わ ないで下さい。誰も相手をしなくなりますよ。)
  そそくろうな=そそっかしい。「あんたはそそくろうな人じゃ。」(あなたは、そそっかしい人です。)
  にがる=痛い。「食いすぎてしもうた。胃がにがってやれんようになった。」(食べ過ぎてしまった。胃が痛くなって きた。)
 痛さの表現として、私の気持ちの中では、「はしる」>「にがる」>「痛い」の順でしょうか。今では、「いたー」か「いてー」かな。
 方言では、ないが、AとEが同じ発音の上司についた。高分子化学の世界では、英文字で略して話すことが多い。例えば、ポリエーテルイミドをPEI(ピー・イー・アイ)、ポリアミドイミドをPAI(ピー・エー・アイ)、エチレン・メタアクリル酸共重合体をEMAA(イー・エム・エー・エー)、エチレン・酢酸ビニル共重合体をEVA(イー・ブイ・エー)、と略号する。上司は口頭で指示するが、A(エー)がイーに、E(イー)がエーに、もしくは同じ発音に聞こえる。AとEが違うと全く違う高分子となる。高分子の略号に限らず、万事がその調子だった。判らないままでは、仕事が進まないので、思い切って、紙に書いて貰い、理解していた。飲み会の席でAとEを発音して頂き、出席者に聞いて貰った。皆さんも同じ発音だと言った。私だけ、そう聞こえているのではなかった。自分はちゃんと発音していると思っているから質が悪い。
 最近は、テレビ・ラジオの影響や高速道路が走り、道が整備され、他の地域の方との交流が深くなってきた。年配の方を除き、あまり方言を話す人は少なくなってきた。方言は、その地域の慣れ親しんだ言葉で、その地域の文化でもある。標準語こそが正しい日本語であり、方言は矯正されなければならない「悪い言葉」、「恥ずかしい言葉」とみなされた時期があった。伝統的な方言が衰退する一方で、方言を見直そうという機運が各地方で高まっている。 例えば、「おいでませ山口へ」のキャッチコピーなどの観光面での活用、テレビの深夜番組「方言彼女」など、方言がその地域の特徴として、取り組まれている。また、「どげんかせんといかん」、「グ~」、「アラフォー」、「ゲゲゲの~」などの流行語や、「マクド」、「KY」などのような若者言葉が生まれたり、言葉は、進化している。
 しかし、方言は、懐かしく、親しみがあって、人を暖かく包んでくれる。方言は「ええーよー」(スリムクラブ真栄田風に)。

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